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ゾルゲ・ファイル1941−1945 赤軍情報本部機密文書

新資料が語るゾルゲ事件 1
アンドレイ・フェシュン/編 名越健郎/訳 名越陽子/訳
著作者
アンドレイ・フェシュン/編 名越健郎/訳 名越陽子/訳
メーカー名/出版社名
みすず書房
出版年月
2022年10月
ISBNコード
978-4-622-09514-9
(4-622-09514-9)
頁数・縦
389P 20cm
分類
人文/世界史 /世界現代史
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価格¥6,400

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戦前の東京で活動したドイツのジャーナリスト、実は旧ソ連の大物スパイ、リヒアルト・ゾルゲ。ソ連邦崩壊後に軍関係アーカイブ保管の「ゾルゲ事件」関係書類から機密解除された1941年以降の218点を公開する。独ソ戦、日米開戦前夜にゾルゲとモスクワの赤軍情報本部が交信した電報や内部資料などを網羅する。元朝日新聞記者で近衛文麿内閣参与の尾崎秀実や駐日ドイツ大使オットから得た極秘情報。日本軍の動員・師団編制・配置。兵器開発の進捗。通信技術や暗号、資金、協力者など諜報活動の実際。ゾルゲが送信した電報文には、赤軍情報本部長や部課長によって手書きの「決裁」が記された。情報の評価と分析、組織内の指示系統、スターリン以下クレムリン指導部・赤軍幹部・各部署への伝達、スパイの管理など、ソ連の諜報戦の実態が赤裸々に伝わる。ドイツが三国同盟の攻撃的強化を求め、日本に対ソ参戦をつよく働きかける一方、日本は南方や満州での軍事行動、日ソ中立条約、日米交渉を策していた。ゾルゲ事件が発覚するや、日独の連繋は大きく損なわれ、以後日本は単独で対米・対英戦争に突き進んでいく。諜報戦の現実を知り、21世紀の情報戦略論を考えるうえでも欠かせない基本資料である。

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